2020.07.20 10:00シューベルト D 684 <Die Sterne (星たち)> Facebook投稿【クラシック音楽バトンリレー】より****************【クラシック音楽バトンリレー第5日目】 いよいよ5日目となりました本日は、ザ・王道 "シューベルトの歌曲"からD 684<Die Sterne 星たち>をご紹介したいと思います。 先日『シューマンの演奏が苦手だった』と書いた私ですが、その苦手レベルを逸脱してもっとも難しく、できない自分に嫌気が差すしかない😭のがシューベルトのドイツ歌曲です。 何が難しいか…⁇→何もかも(笑)と言いたいくらい、非常に緻密で厳格でクリアなドイツ語の発音、楽譜通りを徹底した丁寧で忠実なベース、勝手に気分や感覚、本能的な感性で表現しすぎない(笑)。冷静...
2020.07.19 10:00ロベルト・シューマン<ケルナーによる12の詩>より≪Stille Tränen(静かな涙)≫Facebook投稿【クラシック音楽バトンリレー】より****************【クラシック音楽バトンリレー第4日目】 本日第4日目が一番迷いました💦そして↓①日本シューマン協会会員の私としては②シューマンが最期に生活した街に住む私としてはロベルト・シューマンの作品は外せないだろうと😉思い、第4日目はロベルト・シューマンの歌曲<Stille Tränen(静かな涙)>をご紹介したいと思います。 曲のお話の前に、実は私、ロベルト・シューマンがずーっと苦手でした💧 協会に入ったのは、私が音楽の道へ進むきっけかをくれた中・高校の同級生、現在も日本シューマン協会札幌支部長のピアニスト・影山裕子さんにお誘いを頂いたから(でもお誘いはとても嬉しか...
2020.07.18 10:00マーラー<リュッケルトによる5つの歌>より≪Ich bin der Welt abhangen gekommen(わたしはこの世から離れた)≫Facebook投稿【クラシック音楽バトンリレー】より****************【クラシック音楽バトンリレー第3日目】 マーラーの歌曲に取り組む時、譜読み段階でいつも<ドイツ語の詩と曲の融合>に脱帽しています。 どうにも甘くなりきらないドイツ語の(発)音を、言葉自体が無限の可能性を持って人の心に届くように作曲されている、言語の音に忠実以上の旋律で表現されている…だからこそ、言葉だけの詩からは想像できないほど広げられたマーラーの世界観を『そのまま聴いてほしい』と言う欲求に駆られるのです。(そして歌い手の表現として、作曲家の世界観をそのまま伝えようとすることが最も困難です😭) 第3日目は、マーラーの<リュッケルトによる5つの歌>から≪I...
2020.07.17 17:41ブラームス <ハイドンの主題に よる変奏曲 Op.56> Facebook投稿【クラシック音楽バトンリレー】より**************** 【クラシック音楽バトンリレー第2日目】 第2日目は、私がもっとも好きな作曲家・ブラームスの作品から<ハイドンの主題による変奏曲 Op.56>です。 この作品の作曲は、当時ブラームスの友人だったウィーン楽友協会司書から、ハイドンの作品<ディヴェルティメント>の写譜を手渡されたことから始まります。 当時はまだ、オーケストラ編成規模の大きな作品としては<管弦楽>2曲と<ピアノ協奏曲>1曲ほどしか手がけていなかったブラームスは、このハイドン作品の第2章にあった『聖アントニウスのコラール』に注目。このメロディを主題として作...
2020.07.16 08:45モンテヴェルディ<ポッペアの戴冠>より『Pur ti miro(なおもあなたを見つめる)』 ちょうどコロナで外出制限をしていた時期に、日本シューマン協会札幌支部で仲間として一緒に勉強しているピアニスト・小野寺あいちゃんからFacebook上で【クラシック音楽バトンリレー】というバトンを頂きました。 これはとっても面白い企画で☺️クラシック音楽限定で、1日一曲、5日間紹介し、投稿するたびに1日一人につなげていくというものでした。繋ぐのは難しいかなぁと思いながらも、紹介するバトンは嬉しく受け取り、5日間書かせて頂きました。 Facebookではすでに投稿している私のおしゃべり文章ですが、こちらにも順番に投稿したいと思います。**************** 日本シューマン協会札幌支部でお仲間になったピアニスト・小野寺 あいちゃん(めちゃくちゃ博...
2020.03.23 11:01大音響の思い出<チャイコフスキー ピアノ協奏曲第1番> みなさんの自発的な『初めてのクラシック音楽体験』『クラシック音楽との出会い』はどんなものでしたか? 私は、母がクラシック音楽好きで(ベートーヴェン、チャイコフスキー好きと音楽の趣味は偏りますが)、たった数枚でしたが、家にオーケストラのLPレコードが数枚ありました。 当時の実家には居間の壁に建て付けの棚があり、その一番下の左右両脇にスピーカーが隠れているのを見つけてしまい、なんでもまず1人でこっそり試してみたかった私は、母には黙ってそのLPプレーヤーを探り探り使ってみたのです。 LPプレーヤーの入っている扉を手間に倒して開け、居間のソファをスピーカー側に引き寄せると、ちょうど片側の壁も助けて、そこには私1人が入れるだけの小さな空間ができました。目の前に...