ちょうどコロナで外出制限をしていた時期に、日本シューマン協会札幌支部で仲間と
して一緒に勉強しているピアニスト・小野寺あいちゃんからFacebook上で【クラシック
音楽バトンリレー】というバトンを頂きました。
これはとっても面白い企画で☺️クラシック音楽限定で、1日一曲、5日間紹介し、
投稿するたびに1日一人につなげていくというものでした。繋ぐのは難しいかなぁと
思いながらも、紹介するバトンは嬉しく受け取り、5日間書かせて頂きました。
Facebookではすでに投稿している私のおしゃべり文章ですが、こちらにも順番に
投稿したいと思います。
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日本シューマン協会札幌支部でお仲間になったピアニスト・小野寺 あいちゃん
(めちゃくちゃ博識なあいちゃんです🎶)からバトンを受け取りました❣️
今日から5日間、楽しんで紹介させて頂きます。
第1日目に選曲したのは、モンテヴェルディのオペラ<ポッペアの戴冠>より、
オペラ終わりに歌われる二重唱『Pur ti miro(なおもあなたを見つめる)』です。
実はこのお話自体は非常に残酷で、ローマ皇帝と美貌の人妻ポッペアの既婚者同士
の不倫が、結果邪魔者をすべて排除して結ばれるという、身もふたもない泥沼劇。
…にもかかわらず、この強引なハッピーエンドに歌われる愛の二重唱の美しく
みずみずしいこと…悔しいかな、そこでは愛自体に罪がないことを納得させられます。
モンテヴェルディは1567年にイタリア・クレモナで生まれた作曲家で、宮廷楽長、
カトリック教会の司祭にも任命されていた人物です。ルネサンスの伝統的な音楽様式
での作曲からスタートした彼は、のちに感情の大きな起伏を表現しようと対位法を
広げていきます。
不協和音を用い心情表現を掘り下げ、言葉の持つ情感を多彩な音で表現させると
同時に、独唱や重唱+伴奏楽器というモノディ形式に繋がる形を呈し、それらを含め
彼の挑戦したポリフォニーや対位法はのちのバッハへと引き継がれていきました。
<ポッペアの戴冠>はモンテヴェルディが75歳の時に作曲されています。
不倫の末結ばれた2人に『なおもあなたを見つめ、享受し、抱きしめ、結びつけあ
おう』と歌わせるモンテヴェルディ。2人だけの世界に流れる純粋な愛の音楽は、
幸せなエネルギーと明るい光で聴く人を包み込むようです。
私が紹介したい録音はこちら→ https://youtu.be/7GkMuOKEgtw
カストラートのローマ皇帝と美しいポッペアの歌声はヌリアでお聴き頂けます。
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