Facebook投稿【クラシック音楽バトンリレー】より
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【クラシック音楽バトンリレー第5日目】
いよいよ5日目となりました本日は、ザ・王道 "シューベルトの歌曲"からD 684
<Die Sterne 星たち>をご紹介したいと思います。
先日『シューマンの演奏が苦手だった』と書いた私ですが、その苦手レベルを逸脱して
もっとも難しく、できない自分に嫌気が差すしかない😭のがシューベルトのドイツ歌曲
です。
何が難しいか…⁇→何もかも(笑)
と言いたいくらい、非常に緻密で厳格でクリアなドイツ語の発音、楽譜通りを徹底した
丁寧で忠実なベース、勝手に気分や感覚、本能的な感性で表現しすぎない(笑)。
冷静さを持ちながらも、感受性、音楽性を豊かに表現すること…、どの音色(暗く重い
音色など)が必要になっても、音の持つ透明感が失われない事…、時々、それらへの
注意に耳を傾けていると、自分のインスピレーションが吹っ飛び、迷路に入り込み、
霊感(音楽への霊感、インスピレーション)探しに行くのに何日もかかる事もあります。
「シューベルトの歌曲を歌いながら幸せを感じられる事」。
これは私の中でもずっと憧れ続ける目標のような気がします。
この曲はシューベルトのオリジナル版第6巻にあり、歌曲に取り組む方でも有名な曲
から勉強していくとなかなか出会えない曲かもしれません。
オリジナルの調が高くないこともあり、メロディーは五線を越えて上にはみ出すことが
なく、Es-Durの響きの中に、なんとも彩のある和音が織り込まれています。
2001年に録音されたMathias Goerne(マティアス・ゲルネ)の歌う<Die Sterne>は
彼の肉厚な美声にまだ若さがあり、高音を柔らかく歌う時も決して抜かない正統派ドイツ
歌曲の歌い方に徹しています。
丁寧で、シューベルトそのものがストンと伝わってくる演奏による作品のピュアさが
秀逸なに表現されている演奏だと思います。機会があったら是非聴いて頂きたいのですが
この録音はYoutubeなどで視聴することができません。
もしも図書館などで視聴、もしくはご購入される方がいらっしゃる時のために、
写真のみを添付いたします。
(2014年の録音はYouTubeでも聴けますが、私のお薦めは2001年です←しつこい(笑)
でも全然違うんです😉)
シューベルトに取り組み、迷路に迷ったら必ず聴いている作品です。
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