ベルギー・ヴェルヴィエにあるカトリック教会・サンテュベール教会。
以前このブログで(2020年7月12日)お話しさせて頂いた調律資金のためのチャリティー
コンサートが行われる予定の教会を、やっと一昨日忘れずに撮影できました☺️
現在、コロナ感染者数が増加してるベルギーでは、道を歩く時もマスクをしてほしい、
と言われていますが、教会は貸し切り、教会のパイプオルガンの場所まで上がり、
楽器から少し離れたところで歌う分には離れている距離も充分、遠慮は要りません。
このような時期なので、広々とした教会を見渡して稽古ができるのは、何よりの贅沢、
そして誰もが気軽に教会へ出入りできるよう、教会のドアが空いてるところから演奏が
聴こえるので、時々、涼みがてらお客様のように座って聴いていってくれます。
フランス語なので私は直に理解できませんが、オルガニストの友人によると、多くの人が
『小さな街で行われるボリューミーなクラシックコンサート‼️ 定期的に行われるわけでは
ないので珍しいことだし、とても楽しみにしている』と声をかけてくれているそうです。
外にも聴こえていると思うと、合わせなのに失敗できない💦 と非常に緊張します😆
ですが、このような『ドアを開けておいて稽古する』という状況は初めてながら、
素晴らしい宣伝効果を発揮していることは否めません。
宣伝が苦手な私は正直、今まで『道でアカペラで歌って宣伝してもいいんだけどな…』
と思ったこともあり、むしろその方が直接話もできて、知らない人の演奏を聴くよりも
楽しんでもらえる部分があったりするのでは、と感じることもあったのですが、今回は
まさにその望んでいた形を体験しているのだと思うほど効果的です。
2週間おきに毎週同じ曜日に訪れているので、そのうち定期会員ができるといいな、と
密かに期待もしています😉
またオルガニストの友人は毎日同じ状況下で練習しているので、定期的に夕方1時間ほど
オルガンの演奏を楽しみに来てくれる方々がいるのだと話してくれました。
街の人、教会に馴染み深い方々がこのように身近に演奏を楽しんでくださることは、
私の本望の一つでもあり、またヨーロッパの小さな街だからこそ可能なことなのかな、とも
思います。
演奏予定曲は非常に多彩で、バロック、古典、ロマン派、アンコールはセサミストリート
でもなじみあるSing a Songなど、あまりの種類と曲目の多さと、そして難曲も含まれており、
目下私は格闘の日々です。
コロナ感染予防対策がいつまで続くのか、現在はまだまだ未定です。
安心してコンサートに訪れて頂けるその日まで、多くの方に、そして頻繁に、教会での
出入り自由なストリートライブを楽しんで頂けたら、と思っています。
写真のように、パイプオルガンからの見晴らしはいつも最高に気持ちのよいものです😍
ご希望者には是非、この場所の観覧もして頂きたい、と教会で歌うたびに思っています。
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